手術・入院
手術について
わからないことがあれば
納得するまで遠慮なくご質問ください。
当院では、原則として避妊・去勢を含むすべての手術を完全予約制で行っております。事前にご予約ください(ただし、緊急手術の場合はこの限りではありません)。
手術の流れ
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01
術前検査
- 手術は全身麻酔下で行うため、麻酔に耐えうる健康状態であるかを判断するために術前検査を行っております。
- 検査項目は動物の年齢・犬種・既往歴や身体検査結果によって内容が変わります。
- 状態の優れない場合や、麻酔に耐えられないと判断した場合は、手術をお受けできない場合がございます。
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02
手術前日・当日
- 「100%安全な麻酔」は存在しません。少しでも危険性を減らすために十分な注意を払います。麻酔による嘔吐事故を防ぐため、手術前日の夜12時以降は水以外の食べ物は与えず、絶食を厳守していただきます。
- 万全な体調で手術に望めるよう前日から十分な睡眠を取らせて上げてください。
- 飲水は手術当日の朝まで大丈夫です。
- 手術当日は激しい運動はさせずに、当院指定の時間に来院してください。
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03
手術・処置
- 手術中は各種モニターによりバイタルサイン(心拍数、呼吸数、血圧、体温、動脈血酸素飽和度)を観察し、異常時の対処に備えております。
- 術中はもちろん、術前・術後においても複数の鎮痛薬を用いてワンちゃんのストレスをできるだけ軽減します。この方法をとることで、手術に使用する麻酔薬の量も減らすことができます。
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04
術後管理
- 全身麻酔を施した当日は、誤嚥の可能性があるため状況に応じて絶食を続けることがあります。術後に入院する場合は、点滴状態の全身を最適化する管理を徹底しております。
- 感染防御による抗生剤の投与や鎮痛剤の追加投与など、体の状態に合わせた処置を大切にしております。鎮痛剤は適切な使用により、術後の良好な状態の維持や治癒の促進も期待できるといわれております。
同意書について
当院では、すべての手術に先立ち十分な説明を行い、同意書の記入をお願いしております。わからないことや納得できない点があれば、納得するまで遠慮なくご質問ください。
入院について
犬用、大型犬用、猫用の入院室のほか
ICUもご用意しています
住み慣れた自宅を離れ動物病院に入院することは多くのストレスを動物に与えてしまうことになります。当院では、できるかぎり通院による自宅での治療を心がけています。しかしながらどうしても入院以外では治療が出来ない疾患や入院した方が短時間で病気が治ると考えられる場合、入院をおすすめすることがあります。
設備について
入院室は犬用、大型犬用、猫用があり、冷暖房を完備した清潔な入院専用個室ケージです。また、重症患者の為に温度・湿度・酸素濃度を設定できる集中治療ケージも用意しております。
面会について
面会は、診療日/診察時間内にお願いしています。ただし、休診日/診療時間外でも症状が急変するなど、緊急にご面会が必要であると判断される場合はこの限りではありません。
また、入院動物が面会によって異常に興奮したり、治療に支障をきたす可能性がある場合には、当院から面会を控えていただくようお願いする場合もございます。